忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大烏瓜(オオカラスウリ)



大烏瓜(オオカラスウリ)はウリ科カラスウリ属の蔓性多年草である。
漢字では「大唐朱瓜」とも書く。
紀伊半島、兵庫県、四国、九州、沖縄に分布し、林の縁や荒れ地などに生える。
和歌山県、徳島県、高知県では絶滅危惧I類、兵庫県、長崎県ではII類に指定されている。
海外では、台湾、中国、ベトナム、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は5~8メートルに達する大形の蔓性植物である。
葉は心形ないし腎心形で、手のひら状に浅く5つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には短い剛毛が生える。
雌雄別株である。
開花時期は8~9月である。
花の色は白い。
花は夕方から開きはじめ、翌日の昼前には閉じる。
夜咲く花は、夜行性の昆虫によって受粉する。
花弁の先の糸状のものは、昆虫を呼び寄せるためだという。
花の後にできる実は、直径6~7センチの円形に近い楕円形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、縞模様のある緑色から朱赤色に熟する。
根は生薬でカロコンといい、利尿、解熱などの薬効がある。
属名の Trichosanthes はギリシャ語の「trichos(毛)+anthos(花)」からきている。花冠の先が細かく裂けて糸状になることから名づけられた。
種小名の bracteata は「苞葉のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Trichosanthes bracteata


★夜にしか開かぬ花に出合えたよ
 細かく縮れてレースのようだ
☆闇の中白いレースの花広げ
 夜の虫たち働きまわり




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

玩具南瓜(オモチャカボチャ)



玩具南瓜(オモチャカボチャ)はウリ科カボチャ属の蔓性一年草である。
原産地は北アメリカである。
分類上は、ペポ南瓜(ペポカボチャ)の変種とされている。
標準和名は飾り南瓜(カザリカボチャ)というが、玩具南瓜(オモチャカボチャ)のほうが一般的な名称になっている。
直径3~10センチくらいと小型で、観賞用とされる。
園芸品種がいろいろあり、色、模様、形など様々である。
蔓性で、他の物に絡みついて伸びる。
葉は心臓形で浅く5つに裂け、長い柄がある。
開花時期は6~8月くらいである。
雌雄同株で雄花と雌花がある。
いずれも黄色い花である。
雄花のほうが柄が長く、雌花は柄が短い。
結実時期は8~9月くらいである。
属名の Cucurbita はラテン語の「cucumis(ウリ)+orbis(円形)」からきている。ヒョウタンの古代ラテン名を転用したものである。
種小名の pepo は「ウリの実」という意味である。
変種名の ovifera は「卵のような実の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cucurbita pepo var. ovifera


★姿見て思わず笑みがこぼれ出す
 いろんな形並べば楽し




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







鈴虫花(スズムシバナ)



鈴虫花(スズムシバナ)はキツネノマゴ科イセハナビ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
花の色は淡い紫色で筒形をしており、つけ根の部分から緩く曲がって漏斗状に開く。
横向きに咲く花は、朝開き午後には散る。
稀に白花も見られる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、鈴虫の鳴く季節に咲くことからきているという。
属名の Strobilanthes はギリシャ語の「strobilos(球果)+anthos(花)」からきている。球果状の花序といった意味がある。
種小名の oligantha は「少数花の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Strobilanthes oligantha


★波を打つ花びらどこか神秘的
 鈴虫花の咲くを見つめて




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








明日葉(アシタバ)



明日葉(アシタバ)はセリ科シシウド属の多年草である。
日本固有種である。
房総半島から紀伊半島にかけての太平洋岸の暖地や伊豆七島、小笠原諸島に分布し、海岸に生える。
草丈は80~120センチくらいである。
葉は大きな羽状複葉で、厚く柔らかい。
若葉を食用とする。
和名の由来は、発育が速くて、今日摘んでも明日には新芽が出るということからきている。
八丈島が主な産地ということで、八丈草(ハチジョウソウ)の別名もある。
開花時期は5~10月である。
クリーム色の花を傘状につける。
花の後にできる実は長い楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、翼がある。
属名の Angelica はラテン語の「angelus(天使)」からきている。この属の植物に強心剤として効果のあるものがあり、死者を蘇らせるというところから名づけられた。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Angelica keiskei


★逞しく育つ明日葉見つめつつ
 島の暮らしに思いを馳せて




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








白蓬(シロヨモギ)



白蓬(シロヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北海道から本州の茨城県・新潟県にかけて分布し、日当たりのよい海岸の砂地に生える。
海外では、カムチャツカ地方にも分布する。
草丈は20~60センチくらいである。
地下茎を長く伸ばして繁殖する。
全体が綿毛で覆われていて白っぽい。
葉は厚く、羽状に中裂する。
開花時期は7~10月である。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径8~10ミリくらいの小さな黄色い花(頭花)をたくさんつける。
頭花は筒状花だけからなり、真ん中に両性花、周りに雄花がつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の stelleriana は18世紀のドイツの植物分類学者「ステラー(G. W. Steller)さんの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Artemisia stelleriana


★全身が白い綿毛に覆われた
 不思議な姿砂浜に見せ





花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析