墨染(スミゾメ) 春の花 2013年04月17日 墨染(スミゾメ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。サトザクラの仲間の1つである。明治時代に荒川堤にあったとされる桜の1つであるが、異説もある。名の由来は、花が白くて皺になっており、その影が薄墨色のように見えることからきている。京都の伏見墨染にあったとされる伝説の桜があるが、本種と直接の関連はなく、品種も不明である。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は4月の上旬から中旬である。花の色は白く、一重咲きである。花弁には皺がある。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。品種名の Subfusca は「やや褐色の」という意味である。写真は4月に神代植物公園で撮った。学名:Prunus lannesiana 'Subfusca'★調べても由来の知れぬ花だった 伝説離れ姿が見えて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
薄重大島 (ウスガサネオオシマ) 春の花 2013年04月16日 薄重大島 (ウスガサネオオシマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。大島桜(オオシマザクラ:Prunus lannesiana var. speciosa)の変異種である。原木は神奈川県真鶴町で牧野富太郎博士によって発見された。特徴は半八重咲きであることで、多くの園芸品種の交配親となっている。樹高は5~10メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁には先が芒形の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。葉には毛は生えていない。開花時期は4月の上旬である。葉の展開と同時に花を咲かせる。蕾の色は白に近い淡い紅色である。花の色は白ないし淡い紅色で、花びらの外側に濃い紅色が残る。花径は25~35ミリくらいの中輪で、花びらの枚数は6~10枚の半八重咲きである。旗弁(雄しべのような花びら)があるのが特徴である。一総につく花の数は3~4輪である。花の後にはたくさん実がなる。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。品種名の semiplena は「半八重咲きの」という意味である。写真は4月に牧野記念庭園で撮った。学名:Prunus lannesiana var. speciosa f. semiplena★少しだけ八重の姿を見せて咲く 花は清かに色淡くして花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
星桜(ホシザクラ) 春の花 2013年04月15日 星桜(ホシザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。サトザクラの1種で、ヤマザクラ系の品種である。江戸時代から栽培されているということで、現在は小石川植物園で植栽されている。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。若葉は赤褐色をしている。開花時期は4月の上旬である。花の色は白い一重咲きで、4、5輪ずつ総になって咲く。なお、2004年に発表され絶滅危惧IA類(CR)に登録された同名の桜(Prunus tamaclivorum)は本種とは異なる。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。品種名の Stellata は「星形の」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った。学名:Prunus jamasakura 'Stellata'★星形の由来はどこにあるのかな 花びらなのかそれとも花房花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
二輪桜(ニリンザクラ) 春の花 2013年04月14日 二輪桜(ニリンザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。サトザクラの1種で、ヤマザクラ系の品種である。由来ははっきりしないが、小石川植物園で植栽されている。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。若葉は赤褐色をしている。開花時期は4月の上旬である。花の色は淡いピンクの一重咲きで、2、3輪ずつ総になって咲く。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。品種名の Biflora は「2つの花の」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った。学名:Prunus jamasakura 'Biflora'★二輪ずつ咲く桜とはめずらしい 二輪桜は原木どこに花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
群桜(ムレザクラ) 春の花 2013年04月13日 群桜(ムレザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。サトザクラの1種で、ヤマザクラ系の品種である。由来ははっきりしないが、小石川植物園で植栽されている。樹高は5メートルから10メートルである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月の下旬から4月の上旬である。染井吉野(ソメイヨシノ)より早く咲く小輪で花の色は白く、一重咲きである。花は群れるようにたくさん咲く。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の jamasakura は「ヤマザクラ」のことである。品種名の Nitida は「艶のある」という意味である。写真は3月に小石川植物園で撮った。学名:Prunus jamasakura 'Nitida'★調べても由来ははっきりしないけど 小石川の地に巨木の根づき花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|