雌菜揉み(メナモミ) 秋の花 2015年10月08日 雌菜揉み(メナモミ)はキク科メナモミ属(シゲスベキア属)の一年草である。シゲスベキア属は世界の温帯や亜熱帯に10数種が分布する。日本にも本種などが分布し、属名の和名はメナモミ属という。本種は北海道から九州にかけて分布し、道端や空き地などに生える。海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。和名の由来は雄菜揉み(オナモミ)よりも小さく外見が優しいことからきている。「菜揉み」については、葉を揉んで傷口に塗ったからなどの説がある。雄菜揉み(オナモミ)と同様に古い時代に大陸から渡来した「史前帰化植物」と考えられている。草丈は60センチから120センチくらいである。茎は中空で直立し、毛がたくさん生える。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉にも毛が生えており、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は9月から10月くらいである。茎の上部に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い花(頭花)をつける。花の後にできる実は長さ3ミリくらいのそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。ひっつき虫の1種で、動物などに付着して運ばれる。俳句の季語は秋である。属名の Sigesbeckia はロシア人の植物学者「シーゲスベック(John Georg Siegebeck, 1686-1755)さん」の名からきている。種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。学名:Sigesbeckia pubescens★きれいとはとても言えない毛むくじゃら だけどここにも命輝き花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%9B%8C%E8%8F%9C%E6%8F%89%E3%81%BF%EF%BC%88%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%9F%EF%BC%89" /> -->