見返草(ミカエリソウ) 秋の花 2010年11月01日 見返草(ミカエリソウ)はシソ科テンニンソウ属の落葉半低木である。本州の中部地方から中国地方にかけて分布し、山地の林の中に生える。和名の由来は、あまりの美しさに人も見返るというところからきている。別名を糸掛草(イトカケソウ)という。これは突き出した雄しべと雌しべを糸に見立てたものである。草丈は50センチから100センチくらいである。茎は直立する。葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は9月から10月である。茎先に細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、薄紅色をした花をたくさんつける。花穂は直立し、下から上へと咲き上がる。1つ1つの花は胴長の筒形で、4本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が長く突き出る。花柱(雌しべ)の先は2つに裂ける。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Leucosceptrum stellipilum★いい名前つけてもらって満足と 見返草は胸張るように今日の花ドットコム花図鑑PR