薩摩野菊(サツマノギク) 秋の花 2010年10月23日 薩摩野菊(サツマノギク)はキク科キク属の多年草である。熊本県から鹿児島県にかけての海岸と屋久島に分布し、日当たりのいい場所に生える。分布域は狭いが個体数は多いという。栽培菊の原種の1つとなっている。別名を薩摩野路菊(サツマノジギク)ともいう。草丈は25センチから60センチくらいである。茎は根際から束になって生え(束生)、上部で枝分かれをする。茎には銀白色の毛が生える。葉は広めの卵形で、羽状に浅く裂け、互い違いに生える(互生)。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の表面は緑色で縁が白く、裏面には銀白色の毛が生える。 開花時期は11月から12月である。舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。学名:Chrysanthemum ornatum★びっしりと白い花びら敷き詰めて 薩摩野菊は宴迎えて今日の花ドットコム花図鑑PR