葉隠釣舟(ハガクレツリフネ) 秋の花 2010年10月25日 葉隠釣舟(ハガクレツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。本州の紀伊半島と四国、それに九州の中南部に分布し、山地の林の縁や湿地に生える。中央構造線の南側に分布する「ソハヤキ要素」の植物の1つである。草丈は30センチから80センチくらいである。葉は楕円形で縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。葉の表面にも裏面にも、葉脈上に白い縮れ毛が生える。開花時期は7月から10月である。花は葉の脇からぶら下がってつく。花の色は淡い紅紫色で、濃い斑点がある。距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は内側に曲がるが巻き込まない。葉の下に隠れるように咲く「釣舟草」というのが名の由来である。写真は10月に箱根湿生花園で撮った。学名:Impatiens hypophylla★ひっそりと隠れるように花つけて 人待ち顔の葉隠釣舟今日の花ドットコム花図鑑PR