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繁縷酸漿(ハコベホオズキ)

繁縷酸漿(ハコベホオズキ)

繁縷酸漿(ハコベホオズキ)はナス科ハコベホオズキ属の蔓性一年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは明治時代の中期に小石川植物園へ輸入された。
現在では逸出したものが野生化し、本州の関東地方から九州にかけて分布する。
和名の由来は、葉が繁縷(ハコベ)に似ることからきている。
草丈は60~100センチくらいである。
蔓は長さが数メートルになる。
全草に悪臭がある。
茎や葉には圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が密生し、白っぽい。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~10月である。
葉の脇に花径5~6ミリの小さな鐘形の白い花を1つずつつける。
花冠の先は5つに裂ける。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、白や黄色に熟する。
属名の Salpichroa はギリシャ語の「salpinx(筒状)+khroia(肌の色)」からきている。
種小名の rhomboidea は「長い菱形の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Salpichroa rhomboidea


★可愛いが根を張らせると大変だ
 繁縷酸漿はやっかいな花


繁縷酸漿(ハコベホオズキ)

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