熊野菊(クマノギク) 秋の花 2010年10月19日 熊野菊(クマノギク)はキク科ハマグルマ属の多年草である。別名を浜車(ハマグルマ)ともいう。本州の伊豆半島から沖縄にかけて分布し、海岸近くのやや湿った場所に生える。草丈は20センチから50センチくらいである。茎は地面を這って広がり、節から根を出す。葉は長い楕円形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質は紙質で、ざらつく。開花時期は5月から10月である。茎先に黄色い花(頭花)を1輪ずつつける。花径は20ミリから25ミリくらいで、筒状花も舌状花も黄色い。舌状花は7枚から10枚くらいで、先がへこんでいる。和名の由来は、和歌山県の熊野地方で発見されたことからきている。写真は9月に小石川植物園で撮った。学名:Wedelia chinensis★独特の花の姿の熊野菊 地に葉を広げぽつぽつ咲いて今日の花ドットコム花図鑑PR