徳利木綿(トックリキワタ) 秋の花 2010年12月14日 徳利木綿(トックリキワタ)はパンヤ科(キワタ科)トックリキワタ属の落葉高木である。原産地はボリビア、ブラジル、アルゼンチンである。別名を酔いどれの木(ヨイドレノキ)という。これはスペイン語の「パロ・ボラーチョ」=palo(木)borracho(酔った)を和訳したものだという。沖縄にも戦後に導入され、公園樹として人気がある。樹高は10メートルから20メートルである。幹の真ん中あたりが太くて徳利状になる。幹には角のような大きな棘がある。葉は手のひら状の複葉で、小葉は5枚から9枚である。開花時期は9月から12月である。枝先に花径10センチから20センチくらいある鮮やかなピンクの花をつける。花びらは5枚で、先のほうがピンクになり、真ん中は白い。10センチくらいある長くて白い花柱が目立つ。白花のものもある。花の後には緑色をした紡錘形の実がつき、黒く熟する。中の種子には長い繊維質の白い毛がついている。この白い毛は枕や座布団の綿として使われる。また、材は下駄や漆器に用いられる。写真は11月に本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。3枚目は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。学名:Chorisia speciosa★この木にもきれいな花が咲くのかと 驚き見つめる徳利木綿今日の花ドットコム花図鑑PR