パッシフローラ・スブランケオラタ 秋の花 2014年09月20日 パッシフローラ・スブランケオラタはトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)の蔓性常緑多年草である。パッシフローラ属は世界に500種くらいが分布する。また、多くの園芸品種が作出されている。同属のパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea)に時計草(トケイソウ)の和名があり、属名の和名をトケイソウ属という。本種の原産地は中南アメリカである。メキシコのタバスコ州やベリーズ、ベネズエラ、コロンビアなどに分布する。分類の仕方によって、パッシフローラ・パルメリの変種とするものと独立種とするものがある。草丈は2メートルから4メートルくらいである。茎や葉には柔らかな毛が生えている。葉は手のひら状に3つに裂け、互い違いに生える(互生)。開花時期は7月から9月くらいである。花径は7センチから8センチで、花の色はピンクである。萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。副花冠が水平に放射状に開き、時計の文字盤のように見える。花は早朝に開花し、午前中には閉じる。花の後にできる実は長さ5センチくらいの楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、食用になる。属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。種小名の palmeri はイギリス生まれの植物学者「パーマー(Edward Palmer, 1829-1911)さんの」という意味である。変種名の sublanceolata は「やや披針形の」という意味である。写真は9月に京都府立植物園で撮った。学名:Passiflora palmeri var. sublanceolata(syn. Passiflora sublanceolata)★めずらしいピンクが可愛い時計草 柔らかな毛に覆われて咲く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%82%BF" /> -->