黒鉄黐(クロガネモチ) 果実・野菜 2011年11月16日 黒鉄黐(クロガネモチ)はモチノキ科モチノキ属の常緑高木である。本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山中に生える。また、庭木とされる。海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。樹高は10~20メートルくらいである。樹皮は灰白色である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉は革質で柄があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。開花時期は5~6月である。雌雄異株である。葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紫色をした小さな花をつける。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。10~1月にかけて赤く熟する。和名の由来は、葉の柄と若い枝が黒紫色をしており、モチノキ科であるところからきている。属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。種小名の rotunda は「円形の」という意味である。写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Ilex rotunda★ぴかぴかと赤く輝く実をつけて 黒鉄黐は夢膨らませ花図鑑植物図鑑PR