櫟(クヌギ) 果実・野菜 2013年09月20日 櫟(クヌギ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。漢字では「椚」「橡」「櫪」などの文字も充てる。本州の岩手県・山形県から九州にかけて分布し、平地や低山に生える。海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。樹高は15~20メートルくらいである。樹皮は暗い灰褐色で、縦に割れ目が入る。葉は細長い楕円形で長さが10~15センチくらいあり、互い違いに生える(互生)。葉の先は芒状(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)に尖り、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は若葉は黄褐色、生長したものは緑色である。開花時期は4~5月である。雌雄同株である。雄花は黄色くて房状に垂れ下がり、雌花は赤っぽく葉の脇につく。結実期は9~10月である。実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、ドングリの1つである。ほぼ球形で直径は2センチくらいあり、下半分くらいはお椀のような殻に包まれる。葉は秋には黄葉をする。材は椎茸(シイタケ)栽培の原木とされたり薪炭材とされる。万葉集にも出てくる古くからの樹木である。樹皮を乾燥させたものを生薬で樸そく(ぼくそく)といい、解毒、抗炎作用がある。花言葉は「穏やかさ」である。属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。種小名の acutissima は「最も鋭い」という意味である。写真は9月に大阪市大植物園で撮った。花の写真は4月につくば植物園で撮った。学名:Quercus acutissima★団栗のできる木だとは知ってても 初めての花ふーんなるほど PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%E3%83%BB%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E6%AB%9F%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%8C%E3%82%AE%EF%BC%89" /> -->