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キャベツの木(キャベツノキ)



キャベツの木(キャベツノキ)はオシロイバナ科ウドノキ属(ピソニア属)の常緑高木である。
ピソニア属は世界に50種くらいが分布する。
日本にも独活の木(ウドノキ)が沖縄と小笠原諸島に分布し、属名の和名をウドノキ属という。
(この独活の木(ウドノキ)はウコギ科タラノキ属の独活(ウド)とは異なる。)
本種はインド洋南太平洋の珊瑚礁の島々などに分布する。
また、東南アジアなどで植栽されている。
別名をサラダの木(サラダノキ)ともいう。
葉はレタスのような味がして、野菜として利用される。
また家畜の飼料にもされる。
樹高は5メートルから20メートルくらいである。
樹皮は灰褐色である。
葉は大きくて長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかく肉質で、毛は生えていない。
開花時期は6月から8月くらいである。
枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、小さな緑白色の花をつける。
花径は4ミリくらいである。
花冠は漏斗形である。
花の後にできる実は、溝がある棍棒状のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
表面は粘り気があってべたつく。
属名の Pisonia はオランダ人の医師で自然科学者でもある「ウイレム・ピソ(Willem Piso, 1611-1678)さん」の名からきている。
種小名の grandis は「大きな」という意味である。
園芸品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館の温室で撮った。
学名:Pisonia grandis 'Alba'

★柔らかな葉っぱの味はどんなかな
 木の葉と言えぬ大きさだよね



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