黄水仙(キズイセン) 春の花 2012年02月18日 黄水仙(キズイセン)はヒガンバナ科スイセン属の多年草である。学名のナルキッスス・ジョンクイラで表示するものもある。種小名の読み方は「ジョンキラ」や「ヨンクイラ」などとするものもある。原産地は南ヨーロッパである。日本へは江戸時代の後期に渡来した。草丈は30~45センチくらいである。根際から生える葉は線形で、細くて丸い。開花時期は3~4月である。葉の間から出る花茎は中空で、先に数輪の黄色い花をつける。花被片も副冠も黄色い。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。喇叭水仙(ラッパズイセン)は副冠が長いが、黄水仙(キズイセン)のほうは短い。日本水仙(ニホンズイセン)と同じ房咲き系である。イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の分類では、「ジョンキラ系及びアポダンサス系」のグループに入れられている。その大きな特徴は強い香りがあることで、「芳香水仙」とも呼ばれる。形状としては、1茎1~5花で、花被片は広がるか反り返る。副花冠はカップ状か煙突状か朝顔状で、多くは横に広がる。花茎を数本出すことが多い。俳句の季語は春である。属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。種小名の jonquilla は「イグサ属(Juncus)」の縮小形である。写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。学名:Narcissus jonquilla★黄水仙立てた花茎横に振り 嫌よ嫌よと風と戯れ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR