鹿島(カシマ) 春の花 2012年05月05日 桜草(サクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。北海道から九州にかけて分布し、河原や山間の低湿地、草原などに生える。海外では、朝鮮半島や中国の東北部、東シベリアなどにも分布する。また、300ほどの園芸品種があり、その半数は江戸時代に改良されたものである。鹿島(カシマ)もそうした園芸品種の1つである。本種は1907年(明治40年)に発表された。名は当時の軍艦の名に因んでつけられた。草丈は15センチから30センチくらいである。根際から生える葉は楕円形で皺が多く、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。葉の裏には毛が生えている。開花時期は4月から5月である。茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、中輪花(花径3~4センチ)をたくさんつける。花冠の裏側は淡い紅紫色である。花冠の表側は白く、底紅紫色のぼかしが入る。花形はかがり広弁、花のつき方は平咲き、横向き咲き、花柱の形は僅長柱花である。属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。写真は4月に太田市大光院の関東山野草展で撮った。学名:Primula sieboldii 'Kashima'★伝いくる時代の熱気感じ見る 鹿島の花は愛くるしくて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR