鬼小葉の莢迷(オニコバノガマズミ) 春の花 2011年04月23日 鬼小葉の莢迷(オニコバノガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。「迷」の字は正しくはクサカンムリがつく。白山木(ハクサンボク:Viburnum japonicum)と莢迷(ガマズミ:Viburnum dilatatum)との交雑種である。九州の北部で発見された。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は4~5月である。枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。花冠は先が5つに裂ける。花の後にできる実は楕円形で、秋には真っ赤に熟する。属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。花の写真は4月につくば植物園で撮った。実の写真は10月につくば植物園で撮った。学名:Viburnum x kiusiana★めずらしい花を見るならここがいい 調べる楽しみ後に控えて今日の花ドットコム花図鑑PR