高野水木(コウヤミズキ) 春の花 2015年03月14日 高野水木(コウヤミズキ)はマンサク科トサミズキ属(コリロプシス属)の落葉低木である。コリロプシス属は東アジアを中心に30種くらいが分布する。本種は本州の中部地方から九州にかけて分布し、蛇紋岩地の岩場に生える。海外では朝鮮半島にも分布する。和名の由来は高野山が発見地の1つであることからきている。別名を深山土佐水木(ミヤマトサミズキ)という。環境省のレッドリストには登録されていないが、多くの府県で絶滅危惧種に指定されている。樹高は2~5メートルくらいである。葉は卵円形ない円形で、互い違いに生える(互生)。葉には柄があってつけ根は心形である。葉の縁には先が芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状になった浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の表面には毛はなく、裏面には白くて長い毛が疎らに生える。開花時期は3~4月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、垂れ下がるように花をつける。花序の軸や萼に毛は生えていない。花序は長さが3センチから4センチあり、花の色は淡い黄色である。花弁は5枚、萼片も5枚である。雄しべは花弁と同じくらいかそれよりも長い。裂開する前の葯(雄しべの花粉を入れる袋)は暗い紅紫色をしている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。種小名の gotoana は「五島列島の」という意味である。写真は3月につくば植物園で撮った。学名:Corylopsis gotoana★俯いてさり気なく咲く花の芯 仄かに赤く個性を見せて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%AB%98%E9%87%8E%E6%B0%B4%E6%9C%A8%EF%BC%88%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A4%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD%EF%BC%89" /> -->