赤花西洋翁草(アカバナセイヨウオキナグサ) 春の花 2016年04月13日 西洋翁草(セイヨウオキナグサ)はキンポウゲ科オキナグサ属(プルサティラ属)の多年草である。プルサティラ属は北半球に45種くらいが分布する。日本にも翁草(オキナグサ)などが分布するので、属名の和名をオキナグサ属という。西洋翁草(セイヨウオキナグサ)はヨーロッパのイギリスからウクライナにかけて分布し、石灰岩の草地に生える。また、多くの園芸品種が作出されている。赤花西洋翁草(アカバナセイヨウオキナグサ)はそうした園芸品種の1つである。特徴は花の色が赤いことである。草丈は15センチから30センチくらいである。根際から生える葉は羽状複葉で長い柄があり、小葉は手のひら状に深く裂ける。茎につく葉には柄はなく、線形である。葉や茎には長くて白い毛が密に生える。開花時期は4月から5月である。茎先に1つずつ花をつける。花の色は赤い。花弁はなく、6枚の萼片が花弁のようにつく。中にはたくさんの雄しべと雌しべが詰まっている。葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、球状に集まったたくさんの種子がつく。種子の先の1つ1つに長い花柱が伸びる。花柱には灰白色の羽毛が密に生える。「翁草」の由来は、このような実の様子を老人の白髪に見立てたものである。属名の Pulsatilla はラテン語の「pulso(鳴る)」の縮小形である。花の形を鐘にたとえて名づけられた。種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。園芸品種名の Rubra は「赤色の」という意味である。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Pulsatilla vulgaris 'Rubra'★くっきりと咲いた姿は美しく 園芸品種の面目躍如花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%B5%A4%E8%8A%B1%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%BF%81%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%82%B5%EF%BC%89" /> -->