肥後菫(ヒゴスミレ) 春の花 2012年04月19日 肥後菫(ヒゴスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。日本固有種である。本州の秋田県から九州にかけて分布し、山地に日当たりのよい場所に生える。草丈は7~10センチくらいである。無茎種である。葉は5つに裂け、それぞれの裂片はさらに細かく裂ける。叡山菫(エイザンスミレ)の葉も裂けるが、こちらは3つに裂ける。開花時期は4~5月である。花の色は白く、紫の筋がある。花径は15~20ミリくらいで、少し香りがする。側弁という下の2枚の花びらには少し毛が生える。萼の付属体が長い。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。写真は4月に神代植物公園で撮った。学名:Viola chaerophylloides f. sieboldiana★すっきりと涼しげに咲く肥後菫 春の歓び歌うがごとく花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR