筑紫哨吶草(ツクシチャルメルソウ) 春の花 2016年04月21日 筑紫哨吶草(ツクシチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。日本には哨吶草(チャルメルソウ)など10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。本種も日本固有種である。四国の愛媛県、九州の大分県、熊本県、宮崎県に分布し、山地の谷沿いなどに生える。環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。和名の由来は、実の形がチャルメラ(先の開いた喇叭)に似ていて、筑紫(この場合は九州の総称)に産することからきている。草丈は20センチから40センチくらいである。根際から生える葉は長い楕円形で、3つから5つに浅く裂ける。葉の縁には不規則で鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉には白い毛と腺毛(毛先から粘液質やゴム質の液を分泌する毛)が生える。開花時期は4月から6月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな5弁花をたくさんつける。花弁は5つから7つに裂け、あまり反り返らない。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。写真は4月につくば植物園で撮った。学名:Mitella kiusiana★花びらと葉っぱで違いわかるかな どんな具合に撮れているかな花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%AD%91%E7%B4%AB%E5%93%A8%E5%90%B6%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%83%84%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%82%A6%EF%BC%89" /> -->