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ベンガルコーヒーの木(ベンガルコーヒーノキ)



ベンガルコーヒーの木(ベンガルコーヒーノキ)はアカネ科プシランツス属の常緑低木である。
プシランツス属はアジアやアフリカに20種くらいが分布する。
本種はかつてはコーヒーノキ属(Coffea)に含まれていたが、フランス人の植物学者ルロワ(Jean-Francois Leroy, 1915-1999)さんによって再分類された。
本種の原産地はインド、マレー半島で、栽培もされている。
世界のコーヒーの大半はアラビカ種(Coffea arabica)だが、それとは異なる少数派である。
自家受粉の可能なことが特徴である。
樹高は3メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は春から夏にかけてである。
花は葉の脇につき、花径2センチくらいの白い合弁花で、5つに深く裂ける。
花の後につける実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
実の中には種が2つ入っていて、それがコーヒーになる。
属名の Psilanthus はギリシャ語の「psilos(裸)+anthos(花)」からきている。
種小名の bengalensisは「(インドの)ベンガル地方の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園の温室で撮った。
学名:Psilanthus bengalensis(syn. Coffea bengalensis)

★星形の花は真白く照り映えて
 気品備えたベンガルコーヒー



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