琉球馬酔木(リュウキュウアセビ) 春の花 2012年03月15日 琉球馬酔木(リュウキュウアセビ)はツツジ科アセビ属の常緑低木である。沖縄本島の固有種である。従来は奄美馬酔木(アマミアセビ)と同一と考えられていたが、奄美馬酔木(アマミアセビ)は2010年に新種とされた。環境省のレッドリスト(2007)では、琉球馬酔木(リュウキュウアセビ)として「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。もともと個体数が少ない上に園芸目的の採取によって自生地では絶滅寸前である。樹高は2メートルから5メートルくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)で、互生(互い違いに生える)。葉の先は尖り、縁には先のほうに浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は2月から4月くらいである。枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、壺形の白い小さな花をたくさんつける。花冠の先は浅く5つに裂ける。雄しべは10本である。花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。種小名の koidzumiana は「小泉源一さんの」という意味である。写真は3月につくば植物園で撮った。学名:Pieris koidzumiana★咲きかけの馬酔木の花に笑み漏れる 蕾ゆるりと開くを待ちて季節の花花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR