東国三葉躑躅(トウゴクミツバツツジ) 春の花 2011年04月13日 東国三葉躑躅(トウゴクミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、山地に生える。三葉躑躅(ミツバツツジ)よりも高いところに生え、開花時期も遅い。樹高は2メートルくらいである。葉が枝先に3枚ずつ輪生するのが特徴で、これが名の由来でもある。開花時期は4~6月である。葉の展開前または葉と同時に開花する。枝先につく花は紅紫色の花である。花径は4~5センチで5つに深く裂け、広い漏斗状をしている。雄しべは10本である。雌しべの花柱の下部には腺毛(粘着物質を出す毛)が生えるのが特徴である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。種小名の wadanum は採集者「和田治衛さんの」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った。学名:Rhododendron wadanum★びっしりとラッパのような花つけて 東国三葉は今花盛り今日の花ドットコム花図鑑PR