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斑入り鈴蘭(フイリスズラン)

斑入り鈴蘭(フイリスズラン)

ドイツ鈴蘭(ドイツスズラン)はユリ科スズラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
原産地はヨーロッパである。
日本に自生する在来種の鈴蘭(スズラン)と比べて耐暑性がある。
また、大形で香りも強く、花が葉の陰に隠れないなどの利点がある。
そのため、市場に流通するものはほとんどが本種であるという。
斑入り鈴蘭(フイリスズラン)はその園芸品種である。
特徴は、葉にクリーム色の縞斑が入ることである。
ほかに覆輪斑が入るものもある。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は卵状の楕円形で、2~3枚が根際から出てつけ根の部分は茎を包む。
開花時期は5~6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、10数個の白い鐘形の花をつける。
花の長さは10ミリくらい、花径は10~15ミリくらいである。
花被片はつけ根の部分で合着する。
雄しべは6本、雌しべは1本ある。
花の後には球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)ができ、秋には赤く熟する。
属名の Convallaria はラテン語の「convallis(谷)+leirion(ユリ)」からきている。
種小名の majalis は「5月に咲く」という意味である。
品種名の Albostriata は「白い縞模様の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の山野草展で撮った。
学名:Convallaria majalis 'Albostriata'


★斑入りの葉強く目を惹き鈴蘭の
 可愛い花は後景に引き


斑入り鈴蘭(フイリスズラン)

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