小葉の三葉躑躅(コバノミツバツツジ) 春の花 2011年04月25日 小葉の三葉躑躅(コバノミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。日本固有種である。本州の中部地方から九州にかけて分布し、山地に生える。「三葉」は葉が3枚ということであり、「小葉」は近縁種と比べて葉が小さいということである。樹高は1~3メートルである。普通は枝先に長さ3~5センチの菱形をした3枚の葉を輪になってつける(輪生)。葉の裏面に網目模様がある。開花時期は4~5月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。花径は3センチくらいで、漏斗状をした紅紫色の花である。花の柄や萼には毛が多い。上側の花びらの内側には色の濃い斑点がある。雄しべは10本あり、5本は長く5本は短い。属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。種小名の reticulata は「網状の」という意味である。写真は4月につくば植物園で撮った。学名:Rhododendron reticulatum★花の前に咲かす花色美しく 賑わい誘う躑躅の季節今日の花ドットコム花図鑑PR