小楢(コナラ) 春の花 2013年09月30日 小楢(コナラ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。北海道から九州にかけて分布し、里山などに生える。海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。別名を柞(ハハソ)という。「ははそ」は古い言葉で、「母」にかかる枕詞でもあった。 樹高は15~30メートルくらいである。幹には銀白色の縦筋が不規則に走る。葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の裏面は軟毛が生えて、やや灰白色を帯びる。乾いた場所に生える葉は小さく、湿った場所では大きくなる。和名の由来は、水楢(ミズナラ)と比べて葉が小さいところからきている。水楢(ミズナラ)は別名を大楢(オオナラ)ともいう。開花時期は4~5月である。葉の展開と同時に花を咲かせる。雌雄同株である。雄花序は長さが6~10センチくらいあり、長く垂れ下がる。雌花序は短く、新しい枝の葉の脇につく。色はいずれも黄緑色である。花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟して細長い楕円形のドングリとなる。かつて東北地方の山村では、小楢(コナラ)のドングリは重要な食料であった。材は木炭の原料とされるほか、椎茸(シイタケ)の原木などに使われる。属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。写真は4月に富山県中央植物園で撮った。学名:Quercus serrata★生活とつながり深い小楢の木 雄花垂らして風に揺ら揺ら花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%B0%8F%E6%A5%A2%EF%BC%88%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%A9%EF%BC%89" /> -->