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合田草(ゴウダソウ)

合田草(ゴウダソウ)

合田草(ゴウダソウ)はアブラナ科ゴウダソウ属(ルナリア属)の越年草である。
原産地はヨーロッパの中央部である。
日本では1901年(明治34年)に東京美術学校教授の合田清氏がパリから種子を持ち帰ったのが始まりである。
それが名の由来でもある。
観賞用の栽培が中心であるが、北海道などの寒冷地では逸出して道端などで野生化しているという。
草丈は40~90センチくらいである。
全体に粗い毛がたくさん生えている。
茎は直立している。
葉には柄があるが、上部の葉は柄が短く、柄のないものもある。
葉の形はハート形で、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
茎先に(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの紫色ないし白の4弁花をつける。
アブラナ科特有の十字形の花びらで、雄しべは6本ある。
4本が長く、2本が短い。
花の後になる実は薄く半透明で団扇のような形をしている。
実はドライフラワーとして人気がある。
実の形から、銀扇草(ギンセンソウ)、銀貨草(ギンカソウ)、大判草(オオバンソウ)などの別名がある。
また、学名からルナリアとも呼ばれる。
属名の Lunaria はラテン語の「Luna(月)」からきている。実の形から名づけられたものである。
種小名の annua は「一年生の」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Lunaria annua


★個性ある実が面白い合田草
 名前を知って身近に感じ


合田草(ゴウダソウ)

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