千本槍(センボンヤリ) 春の花 2012年04月25日 千本槍(センボンヤリ)はキク科センボンヤリ属の多年草である。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の日当たりのよい草地などに生える。海外では、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。春の草丈は10センチくらいである。春の葉は卵形で、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。葉の裏面には白い毛が密生する。開花時期は4~5月である。春の花は花径15ミリくらいの頭花で、茎先につく。花の真ん中に筒状花があり、周りに裏面が紫色を帯びた白い舌状花がつく。そこから紫蒲公英(ムラサキタンポポ)の別名がある。秋の草丈は30~60センチくらいである。秋の葉は長い楕円形である。開花時期は9~10月である。茎先に舌状花のない蕾のような花をつけ、そのまま結実する。このような花を閉鎖花という。この姿を大名行列の毛槍に見立てたのが名の由来である。属名の Leibnitzia は17世紀のドイツの哲学者・自然科学者「ライプニッツ (G. W. Leibniz)さん」の名からきている。種小名の anandria は「雄しべのない」という意味である。写真は4月につくば植物園で撮った。下の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。学名:Leibnitzia anandria★静々と進む行列先陣は 千本槍か秋の野原で花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR