修善寺桜(シュゼンジザクラ) 春の花 2015年04月15日 修善寺桜(シュゼンジザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を研究するする過程で生まれた桜である。小石川植物園にあった江戸彼岸(エドヒガン)から採取した種子を育成し、1957年に名づけられた。染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の自然交配によって生まれたと考えられている。その実験の過程で誕生したのがこの桜で、国立遺伝学研究所に保存されている。原木は大島桜(オオシマザクラ)が交雑したものと考えられている。樹高は5メートルから15メートルくらいである。樹形は小形で、枝は細く、やや垂れ下がる。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状のぎざぎざ(鋸歯)がある。これは大島桜(オオシマザクラ)の影響と考えられる。開花時期は4月の上旬から中旬である。花は花径25ミリから35ミリの中輪で、一重咲きである。花弁数は5枚で、花びらの形は楕円形である。花の色は白い。萼筒に毛があり、ややくびれがある点から江戸彼岸(エドヒガン)の特徴であるが、筒状であるのは大島桜(オオシマザクラ)の影響であり、分類については今後の課題とされている。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の pendula は「下垂の」という意味である。写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。学名:Prunus x pendula 'Syuzenzi-zakura'(syn. Prunus x yedoensis 'Syuzenzi-zakura')★修善寺の名前はどこからきたのかな 染井彼岸とどうして違うの桜図鑑花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E4%BF%AE%E5%96%84%E5%AF%BA%E6%A1%9C%EF%BC%88%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9%EF%BC%89" /> -->