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エキウム・カンディカンス



エキウム・カンディカンスはムラサキ科シャゼンムラサキ属(エキウム属)の多年草である。
エキウム属は全体で60種くらいが分布する。
日本では、地中海沿岸地方が原産のエキウム・プランタギネウム(Echium plantagineum)が帰化していて車前紫(シャゼンムラサキ)の和名があり、属名の和名をシャゼンムラサキ属という。
本種は異名をエキウム・ファストスム(Echium fastuosum)という。
原産地はアフリカ西岸のマデイラ諸島である。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には銀白色の毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、青色ないし白の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Echium はギリシャ神話の登場人物「エキーオーン(Echion)」の名からきている。
種小名の candicans は「白毛状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Echium candicans

★痩せた地に育つそうだよエキウムは
 大きな花房きれいだけれど



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