黒臼子(クロウスゴ) 夏の花 2013年07月18日 黒臼子(クロウスゴ)はツツジ科スノキ属の落葉低木である。北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の林の中や湿原に生える。海外では、カムチャツカ地方やサハリン、北アメリカの北部に分布する。樹高は30~120センチくらいである。葉は楕円形で、周りにぎざぎざの鋸歯はなく、互い違いに生える。葉の裏面は白っぽい。開花時期は6~7月である。葉の脇に花径5ミリくらいの淡い緑色または淡い紅紫色の花を下向きにつける。花冠は壺形をしている。先が浅く5つに裂け、裂片の先は外側に反り返る。花の後にできる実は直径8~10ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。黒紫色に熟し、甘酸っぱく美味しい。和名の由来は、実の先が丸い形に少しへこんでいるのを臼にたとえたものである。羅臼湖では実の採集が禁止されている。ヒトが食べると、実の中の種子も持ち出してしまうことになるからである。属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。変種名の ovalifolium は「卵円形の葉の」という意味である。写真は6月に北大植物園で撮った。学名:Vaccinium ovalifolium★北の地でヒトと自然の共生を 願い花咲く黒臼子かな花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%BB%92%E8%87%BC%E5%AD%90%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%B4%EF%BC%89" /> -->