黄蓮華升麻(キレンゲショウマ) 夏の花 2012年08月15日 黄蓮華升麻(キレンゲショウマ)はユキノシタ科キレンゲショウマ属の多年草である。キレンゲショウマ属は1属1種である。分類体系によってはアジサイ科とされる。紀伊半島、四国山地、九州山地などの限られた地域に生える。自生地はブナ林帯の林床や湿った石灰岩地などである。海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。草丈は80~120センチくらいである。葉は大型の円心形で手のひら状の切れ込みがあり、向かい合って生える(対生)。茎の下部につくはには柄があり、上部につく葉には柄がない。開花時期は7~8月である。葉の脇に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、筒状の黄色い花を斜め下向きに数輪つける。花弁は5枚である。肉厚で、平開はしない。雄しべは15本、雌しべの花柱は3本である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。和名の由来はキンポウゲ科の蓮華升麻(レンゲショウマ)に似た花ということだが、実際にはあまり似ていない。属名の Kirengeshoma は日本語の「キレンゲショウマ」からきている。種小名の palmata は「手のひら状の」という意味である。写真は9月に富山県中央植物園で撮った。学名:Kirengeshoma palmata★そっと咲く黄蓮華升麻どことなく ひ弱なるゆえなお愛らしく花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%BB%84%E8%93%AE%E8%8F%AF%E5%8D%87%E9%BA%BB%EF%BC%88%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%9E%EF%BC%89" /> -->