雌蛭木(メヒルギ) 夏の花 2013年06月07日 雌蛭木(メヒルギ)はヒルギ科メヒルギ属の常緑小高木である。漢字では「雌漂木」とも書く。鹿児島県の薩摩半島から沖縄にかけて分布し、海岸地帯の海際に生えるマングローブ植物の1つである。海外では、台湾や中国南部にも分布する。かつては南アジアやオセアニアに分布するものも含めてカンデリア・カンデル(Kandelia candel)として分類されていたが、2003年に南シナ海より北にあるものはカンデリア・オボバタ(Kandelia obovata)として分離された。ただし、写真を撮ったつくば植物園ではカンデリア・カンデルを踏襲している。別名を琉球笄(リュウキュウコウガイ)という。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。日本での樹高は5~8メートルくらいである。幹は直立をする。樹皮は濃い赤褐色である。成木は幹の周囲に呼吸根を持ち、干潟の泥地に株立ちする。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の質は革質で艶があり、葉の先は丸い。開花時期は5~6月である。葉の脇に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い花を10個くらいつける。花は糸状の5枚の花弁と細長い5枚の萼片をもつ。花弁は2つに裂け、裂片の先はさらに細く裂ける。萼片は後ろに反り返る。花の後には卵形の実をつけ、「胎生種子」を育てる。属名の Kandelia はインドの現地語(マラヤーラム語)での呼び名(kandel)からきている。種小名の obovata は「倒卵形の」という意味である。写真は5月につくば植物園で撮った。3枚目は沖縄県東村の慶佐次地区で撮った。学名:Kandelia obovata(=Kandelia candel)★雌蛭木の花はこれかとレンズ寄せ マングローブの不思議を思う花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%9B%8C%E8%9B%AD%E6%9C%A8%EF%BC%88%E3%83%A1%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AE%EF%BC%89" /> -->