醋甲藤(サッコウフジ) 夏の花 2012年07月20日 醋甲藤(サッコウフジ)はマメ科ナツフジ属の蔓性常緑低木である。鹿児島県の奄美諸島から沖縄にかけて分布する。海外では、台湾や中国の南部にも分布する。別名を紫夏藤(ムラサキナツフジ)ともいう。樹高は5メートルくらいまで育つ。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。小葉の形は披針形である。葉の質は分厚く、艶がある。開花時期は6~8月である。葉の脇に上向きに円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、紅紫色をした蝶形の花をつける。花穂が垂れないのが特徴である。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。属名の Millettia は中国で活動したフランス人の植物学者「ミレー(J. A. Millett)さん」の名からきている。種小名の reticulata は「網状の」という意味である。写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Millettia reticulata★おやこれは今ころ藤とよく見れば 花穂の姿どこか違って花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR