請百合(ウケユリ) 夏の花 2016年07月02日 請百合(ウケユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。また、膨大な数の園芸品種が作出されている。日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。本種は日本固有種である。鹿児島県の奄美大島、請島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島に分布し、海岸の岩場や山地の崖などに生える。和名の由来は、奄美群島の請島(うけじま)に特に多いことからきている。環境省のレッドリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。草丈は50センチから100センチくらいである。葉は長さが10センチから20センチの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。開花時期は、自生地では5月から6月である。白い大輪の花を茎先に数輪つける。花は長さが10センチから20センチくらいある漏斗状で、花被片は6枚である。雄しべは6本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。雌しべは1本である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。花言葉は「荘厳」である。属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。種小名の alexandrae はイギリスの「アレキサンドラ王妃(Alexandra of Denmark, 1844-1925)の」という意味である。写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。交配種の表示があった。学名:Lilium alexandrae★幻の花の片鱗ここにあり 遠い先まで生きて伝われ花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%AB%8B%E7%99%BE%E5%90%88%EF%BC%88%E3%82%A6%E3%82%B1%E3%83%A6%E3%83%AA%EF%BC%89" /> -->