細葉の菊葉鍬形(ホソバノキクバクワガタ) 夏の花 2013年07月23日 細葉の菊葉鍬形(ホソバノキクバクワガタ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。分類体系によってはオオバコ科とされる。北方領土を含む北海道に分布し、知床半島や南千島の高山に生える。分類上は菊葉鍬形(キクバクワガタ)の品種の1つとされる。基本種に比べて葉が細く切れ込み、花は色の濃い大輪である。「鍬形」の由来は、実につく萼を兜飾りの鍬形にたとえたものである。「菊葉」は文字通り「菊の葉」に似るという意味である。草丈は10~20センチくらいである。葉は卵形で羽状に深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。開花時期は6~8月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青紫色の花をたくさんつける。花冠は深く4つに裂けて横に開き、皿のような形になる。上部の裂片には縦に筋が入る。2本の雄しべと1本の雌しべの花柱が花から突き出す。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。種小名の schmidtiana はドイツ人の植物学者でサハリンの研究をした「シュミット(Friedrich Schmidt, 1832-1908)さんの」という意味である。品種名の lineariloba は「直線状の裂片のある」という意味である。写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。学名:Veronica schmidtiana subsp. schmidtiana f. lineariloba(=Pseudolysimachion schmidtianum subsp. schmidtianum f. linearilobum)★知床の山奥深く咲くという 鍬形の花瑠璃も色濃く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%B4%B0%E8%91%89%E3%81%AE%E8%8F%8A%E8%91%89%E9%8D%AC%E5%BD%A2%EF%BC%88%E3%83%9B%E3%82%BD%E3%83%90%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF%EF%BC%89" /> -->