白蝶草(ハクチョウソウ) 夏の花 2011年05月28日 白蝶草(ハクチョウソウ)はアカバナ科ヤマモモソウ属の多年草である。原産地は北アメリカである。日本へは明治時代の中期に渡来した。逸出したものが一部で野生化している。草丈は80~100センチくらいである。茎は細くて直立し、花の時期には弓なりになる。根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、ロゼット状である。茎につく葉は互い違いに生える(互生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5~11月くらいである。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。花の色は桃色のものもある。花径は2~3センチである。一日花で、下から順に咲き上がる。雄しべは8本である。雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。別名を山桃草(ヤマモモソウ)という。属名のガウラでも流通している。属名の Gaura はギリシャ語の「gauros(立派な)」からきている。種小名の lindheimeri はドイツ人の植物学者「リンドハイマー(F. Lindheimer)さんの」という意味である。写真は5月につくば植物園で撮った。学名:Gaura lindheimeri★くるくると回る思いは風車 夢に羽ばたく彼方めざして今日の花ドットコム花図鑑PR