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岩菲仙翁(ガンピセンノウ)



岩菲仙翁(ガンピセンノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
単に岩菲(ガンピ)とも呼ばれる。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に中国から観賞用として渡来した。
中国では薬用としても用いられる。
草丈は30~80センチくらいである。
全体に毛は生えていない。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5~7月くらいである。
花径は6センチくらいある朱赤色の5弁花である。
花弁は重なり合うように平開し、花弁の先は細かく切れ込む。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の coronata は「花冠のある」という意味である。
写真は9月に帯広市の真鍋庭園で撮った。
学名:Lychnis coronata


★どこぞやで聞いた名前と訝(いぶか)れば
 こちら元祖の岩菲仙翁




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