姫柳蘭(ヒメヤナギラン) 夏の花 2014年07月17日 姫柳蘭(ヒメヤナギラン)はアカバナ科ヤナギラン属の多年草である。分類の仕方によってはアカバナ属(Epilobium)とされることもある。ヤナギラン属は北半球に10種くらいが分布する。日本では、南アルプスの北岳に分布する。海外では、北半球の高山や寒地に広く分布する。かつては日本には存在しないと考えられていたが、1986年に北岳で発見されたものが本種であると同定された。そのため別名を北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)という。山梨県のレッドデータブック(2005)では北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)の名で情報不足(DD)に登録されている。和名の由来は、柳蘭(ヤナギラン)に似ていて小形であるところからきている。草丈は10~40センチくらいである。葉は卵形や披針形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は7~8月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紅紫色の花をたくさんつける。稀に花の色が白いものもある。かつては変種ないし品種の1つとして区別されたが、今は区別されていない。花弁は4枚、萼片も4枚である。雄しべは8本である。雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。花は茎の下のほうから順に咲き上がる。花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、中には毛の生えた白い種子がたくさん入っている。属名の Chamerion はギリシャ語の「chamai(小さい)+Nerium(キョウチクトウ属)」からきている。種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。写真は7月に北大植物園で撮った白花品種である。学名:Chamerion latifolium(syn. Epilobium latifolium)★同じだと言われてみても白花は 咲いた姿もどこか異なり花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%A7%AB%E6%9F%B3%E8%98%AD%EF%BC%88%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%A4%E3%83%8A%E3%82%AE%E3%83%A9%E3%83%B3%EF%BC%89" /> -->