大葉溝酸漿(オオバミゾホオズキ) 夏の花 2013年06月03日 大葉溝酸漿(オオバミゾホオズキ)はゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草である。分類体系によってはハエドクソウ科とされる。北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山の水湿地に生える。海外では、サハリンにも分布する。草丈は10~30センチくらいである。地下茎を横に伸ばして群落をつくる。茎の断面は四角形で直立し、枝分かれをしない。もう少し低い山地に生える近縁種の溝酸漿(ミゾホオズキ)は枝分かれをする。葉は長さ3~6センチくらいの卵形で、向かい合って生える(対生)。葉には柄はなく、縁には棘状の鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉脈は平行脈である。開花時期は6~8月である。葉の脇から花柄を伸ばし、長さ25~30ミリくらいの黄色い筒形の花をつける。花冠の先は唇形に裂ける。上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。下の唇の内側には褐色の斑点がある。萼片は5枚である。雄しべは4本あり、そのうちの2本が長い。雌しべは1本である。花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、萼に包まれる。和名の由来は、萼につつまれた実の様子を「酸漿」になぞらえたものである。属名の Mimulus はラテン語で「mimus(道化者)」の縮小形である。歯をむき出すような花冠の形と模様から名づけられた。種小名の sessilifolius は「柄のない葉の」という意味である。写真は7月に尾瀬で撮った。学名:Mimulus sessilifolius★めずらしい花の形が個性的 湿地を照らす明かりのように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%A4%A7%E8%91%89%E6%BA%9D%E9%85%B8%E6%BC%BF%EF%BC%88%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9F%E3%82%BE%E3%83%9B%E3%82%AA%E3%82%BA%E3%82%AD%EF%BC%89" /> -->