ヒヨス 夏の花 2013年06月18日 ヒヨスはナス科ヒヨス属の一年草である。原産地はヨーロッパ、北アフリカ、シベリア、ヒマラヤ、中国などである。日本には野生種はなく、製薬原料として栽培されている。草丈は20~100センチくらいである。茎は直立し、上部で疎らに枝分かれをする。全体に腺毛(粘着物質を出す毛)が密生する。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は5~9月である。花は黄色い漏斗形で、花冠の内側には紫色の脈がある。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。ヒヨスチアミンなどのアルカロイドを含み、葉を鎮痛、鎮静、鎮痙薬とする。ただし、劇薬である。ホメロスの「オデッセイヤ」やシェークスピアの「ハムレット」の中にもヒヨスは登場する。また、魔女とのつながりも深いそうである。和名の由来は、属名であるヒヨスキアムス(Hyoscyamus)の上の部分からつけられたものである。属名の Hyoscyamus はギリシャ語の「hyos(豚)+cyamos(豆)」からきている。豚にも毒の効き目があるという意味で名づけられた。種小名の niger は「黒い」という意味である。写真は8月に小石川植物園で撮った。学名:Hyoscyamus niger★この花の色の深さがどことなく 魔界思わすふと誘われて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%92%E3%83%A8%E3%82%B9" /> -->