マホニア・ナリヒラ 冬の花 2011年12月28日 マホニア・コンフーサはメギ科ヒイラギナンテン属(マホニア属)の常緑低木である。原産地は中国の西部で、貴州省、湖北省、四川省などに分布する。ナリヒラ(Narihira)はその園芸品種である。業平柊南天(ナリヒラヒイラギナンテン)の名でも流通している。樹高は1~2メートルである。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。小葉の形は細長い楕円形である。小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質が軟らかいので、触っても近縁種の柊南天(ヒイラギナンテン)の葉のように痛くはない。開花時期は10~12月くらいである。枝先に複数の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。花の少ない時期に咲くことから人気がある。花弁は6枚、萼片は9枚、雄しべは6本である。花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、4~6月くらいに黒紫色に熟する。属名の Mahonia はアメリカの植物学者「マクマホン(B. Mc. Mahon)さん」の名からきている。種小名の confusa は「混乱した」という意味である。写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Mahonia confusa 'Narihira'★花のない季節彩る業平は 花穂きらめく小春日の午後花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR