シンビジウム・エンシフォリウム 冬の花 2011年11月30日 シンビジウム・エンシフォリウムはラン科シュンラン属の常緑多年草である。日本では九州の長崎県、熊本県に分布する。海外では中国、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどに分布する。和名は駿河蘭(スルガラン)という。和名の由来は、駿河地方で園芸用に栽培されていたことからきている。環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。草丈は40センチくらいである。葉は剣状である。開花時期は冬である。茎先に花径6センチくらいの淡い緑色の花をつける。属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。種小名の ensifolium は「剣形葉の」という意味である。写真は12月につくば植物園で撮った。学名:Cymbidium ensifolium★落ち着いた色合い見せる駿河蘭 一目でわかる東洋の花花図鑑植物図鑑PR