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苧(カラムシ)



苧(カラムシ)はイラクサ科カラムシ属(ボエメリア属)の多年草である。
ボエメリア属は世界に50種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をカラムシ属という。
本種は本州から沖縄にかけて分布し、道ばたや荒れ地に生える。
また、国の重要無形文化財である「小千谷縮」や「越後上布」の原料として、福島県会津地方の昭和村で商品栽培されている。
海外では、台湾、中国にも分布する。
別名を草真麻(クサマオ)という。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎には圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
近縁種の南蛮苧(ナンバンカラムシ)の場合は長くて白い開出毛(立ち上がるようにつく毛)が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には綿毛がある。
開花時期は8月から9月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の nivea は「雪のように白い」という意味である。
変種名の concolor は「同色の」という意味である。
品種名の nipononivea は「日本産で雪のように白い」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Boehmeria nivea var. concolor f. nipononivea

★本体にやっと出合えた会津の地
 ここで育つか越後縮緬



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雌菜揉み(メナモミ)



雌菜揉み(メナモミ)はキク科メナモミ属(シゲスベキア属)の一年草である。
シゲスベキア属は世界の温帯や亜熱帯に10数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はメナモミ属という。
本種は北海道から九州にかけて分布し、道端や空き地などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は雄菜揉み(オナモミ)よりも小さく外見が優しいことからきている。
「菜揉み」については、葉を揉んで傷口に塗ったからなどの説がある。
雄菜揉み(オナモミ)と同様に古い時代に大陸から渡来した「史前帰化植物」と考えられている。
草丈は60センチから120センチくらいである。
茎は中空で直立し、毛がたくさん生える。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にも毛が生えており、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9月から10月くらいである。
茎の上部に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実は長さ3ミリくらいのそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ひっつき虫の1種で、動物などに付着して運ばれる。
俳句の季語は秋である。
属名の Sigesbeckia はロシア人の植物学者「シーゲスベック(John Georg Siegebeck, 1686-1755)さん」の名からきている。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は9月に会津若松市の御薬園で撮った。
学名:Sigesbeckia pubescens

★きれいとはとても言えない毛むくじゃら
 だけどここにも命輝き



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パーマネントウェーブ



パーマネントウェーブ(Permanent Wave)はバラ科バラ属の落葉低木である。
園芸品種名はいわゆるパーマのことである。
フロリブンダ系(Floribunda:FL)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。(薔薇図鑑参照)
1932年にオランダのマシアス・レーンデルス(Mathias Leenders)によって作出された。
樹高は100センチから150センチくらいである。
樹形は直立性である。
開花時期は5月から11月くらいである。
花径8センチくらいの平咲きの半八重で、花の色は濃いピンクである。
花弁の縁がフリルになって波打つ。
花には微香がある。
写真は11月に京成バラ園で撮った。
学名:Rosa 'Permanent Wave'

★花びらがフリルのように波を打つ
 それだけだけど華やぎ増して



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カイザリン・アウグステ・ビクトリア



カイゼリン・アウグステ・ビクトリア(Kaiserin Auguste Viktoria)はバラ科バラ属の落葉低木である。
ハイブリッドティ系(Hybrid Tea:HT)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの大輪である。(薔薇図鑑参照)
1891年にドイツのランベルト(Peter Lambert)によって作出された。
ハイブリッドティ系としては初期のもので、オールドローズ(Old Rose:O)のティローズ系(Tea Rose:T)の雰囲気を残す。
園芸品種名はドイツ皇帝であったウィルヘルム2世の妃の名からきている。
戦前の日本では敷島(シキシマ)の名で流通していた。
「敷島」は日本の古い国号の1つで、戦艦名や力士名、煙草の名などにも用いられている。
樹高は100センチから180センチくらいである。
樹形は木立性である。
花には微香がある。
開花時期は5月から11月である。
花径15センチくらいの剣弁高芯咲きの八重で、花の色は真ん中が緑がかった白である。
咲き進むとロゼット咲きになる。
花弁数は100枚くらいである。
写真は11月に京成バラ園で撮った。
学名:Rosa 'Kaiserin Auguste Viktoria'

★近代を具現するかと思わせる
 花の姿に歴史を重ね



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ファレノプシス・ベノサ



ファレノプシス・ベノサはラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)の多年草である。
ファレノプシス属は東南アジアを中心に70種くらい分布する着生種である。
また、多くの園芸品種がある。
ファレノプシス・アフロディテ(Phalaenopsis aphrodite)に胡蝶蘭(コチョウラン)の和名があり、属名の和名もコチョウラン属という。
本種の原産地はインドネシアである。
スラウェシ島(セレベス島)の標高500メートルから700メートルくらいの森に生える着生種である。
草丈は20センチから30センチくらいある。
葉は分厚い楕円形である。
開花時期は夏から秋である。
花茎を伸ばし、花径4センチから7センチくらいの花を数輪つける。
花の色は黄色で、茶系の斑点が入る。
唇弁は白く、黄色や紅紫色の斑点が入る。
黄色系の胡蝶蘭(コチョウラン)の交配親となっている。
花には強い香りがある。
属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(似る)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。
種小名の venosa は「目立った脈のある」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Phalaenopsis venosa

★色合いがとてもシックで南国を
 肌に感じるベノサの花は




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