忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 秋の花

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

プリムリナ・ベレクンダ



プリムリナ・ベレクンダはイワタバコ科プリムリナ属の多年草である。
プリムリナ属は中国などに100種以上が分布する。
2011年まではキリタ属とされていたが、キリタ属は中国の研究者によってPrimulina、Henckeria、Damrongia、Liebigia、Microchiritaの5属に再編成されたという。
本種の原産地は中国広西チワン族自治区の蒙山県で、標高1000メートルくらいの山地の林の中や渓流沿いに生える。
中国名は「歯萼報春苣苔」という。
「報春苣苔」はプリムリナ属の中国名で、「歯萼」は萼片の形状に関する言葉のようである。
草丈は5センチから10センチくらいである。
根際から生える葉は菱状楕円形である。
葉の色は緑色ないし暗い紫色で、真ん中に白い筋模様が入る。
開花時期は秋から冬である。
茎先に紫色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primulina は「サクラソウ属(Primula)のような」という意味である。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primulina verecunda

★葉に入る模様を喩えて大理石
 小さく渋い姿に参った




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

ジュアヌロア・アウランティアカ



ジュアヌロア・アウランティアカはナス科ジュアヌロア属の常緑低木である。
ジュアヌロア属は中南アメリカに8種が分布する。
本種の原産地はメキシコ、コロンビア、ペルーなどである。
学名の読み方はフアヌロア・アウランティアカとするものもある。
ジュアヌロア・メキシカナとシノニムである。
英名はゴールドフィンガー(gold finger)という。
樹高は1~2メートルで、半蔓性である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は夏から秋だが、周年性がある。
オレンジ色をした長さ4~5センチの筒状の花をつける。
花冠の先は5つに浅く裂ける。
萼筒は5稜形で長さが3センチくらいあり、やはりオレンジ色をしている。
属名の Juanulloa はスペインの研究者「フアン(George Juan)さんとウリョア(Antonio Ulloa)さん」の名からきている。
種小名の aurantiaca は「黄色を帯びた橙色の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Juanulloa aurantiaca(syn. Juanulloa mexicana)

★ナス科とは思えぬような形した
 綺麗な花に思わず見とれ




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







イクソラ・スーパーキング



イクソラ・スーパーキングはアカネ科サンタンカ属の常緑低木で、園芸品種である。
イクソラ・デュフィー(Ixora duffii)を交配親の1つとしており、花序は大形で豪華である。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~10月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、濃い紅色をした十字形の花をたくさんつける。
花冠は筒形で先が4つに裂け、大きく開く。
花序径は10センチくらいある。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Ixora はサンスクリット語の「Iswara(シバ神)」からきている。この花を供えたことから名づけられた。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Ixora 'Super King'

★デュフィーにとても似ている豪華だね
 大きな花が色鮮やかで




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







蔓岩桐草(ツルイワギリソウ)



蔓岩桐草(ツルイワギリソウ)はイワタバコ科イワギリソウ属の多年草である。
山野草として愛好家の間で流通している。
原産地は中国とされている。
同じイワタバコ科のキリタ属ではないかとする見方もあり、素性ははっきりしない。
蔓性で草丈は20~30センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~11月である。
茎先に紅紫色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に5つに裂ける。
花冠の内側には縦縞の模様が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Opithandra はギリシャ語の「opithe(後ろ)+andros(雄)」からきている。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Opithandra sp.(Chirita sp.)

★いつ誰が連れてきたのか分からない
 謎を秘め咲く花愛らしく




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








無人八手(ムニンヤツデ)



無人八手(ムニンヤツデ)はウコギ科ヤツデ属の常緑低木である。
小笠原諸島の固有種である。
「八手」の由来は深く切れ込んだ葉の形からきており、「無人」は小笠原諸島を意味する江戸時代の呼称である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は2~5メートルくらいである。
葉は柄が長く手のひら状に5つから7つに裂け、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
裂け方は近縁種の八手(ヤツデ)よりも浅く、裂片の幅も広い。
開花時期は11月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い5弁花をたくさんつける。
花は両性花で、1つの花が雄花から雌花へと変化していく。
花の後にできる実は楕円状球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒紫色になる。
属名の Fatsia は日本語の「八手(ハッシュ)」からきている。
種小名の oligocarpella は「少数の心皮の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Fatsia oligocarpella

★島に咲く八手はどこが違うのか
 花も見たいが葉が面白く




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析