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サルビア・ネモロサ・スノーヒル



サルビア・ネモロサはシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布するので、属名の和名をアキギリ属という。
サルビア・ネモロサの原産地はヨーロッパの中央部から西アジアにかけてである。
スノーヒルはその園芸品種である。
品種名はシュネーヒューゲル(Schneehugel)でドイツ語名なのだが、日本では英訳したスノーヒルの名で売られている。
草丈は40~60センチくらいである。
全体に毛が生えている。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い筒状の花をつける。
基本種の花の色は濃い紫色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の nemorasa は「森林に生える」という意味である。
品種名の Schneehugel はドイツ語で「雪の丘」という意味である。
写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。
学名:Salvia nemorosa 'Schneehugel'

★花の色変わればムードも大違い
 北の大地がとても似合って




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オエノテラ・テトラゴナ



オエノテラ・テトラゴナはアカバナ科マツヨイグサ属(オエノテラ属)の多年草である。
オエノテラ属はアメリカ大陸に145種くらいが分布する。
属名の読み方は「エノテラ」や「オエノセラ」とするものもある。
日本でも待宵草(マツヨイグサ)などが野生化しているので、属名の和名をマツヨイグサ属という。
本種の原産地は北アメリカ大陸の東部である。
オエノテラ・フルティコサ(Oenothera fruticosa)の亜種グラウカ(glauca)とシノニムのようである。
英名はナローリーフ・イブニングプリムローズ(narrowleaf evening-primrose)という。
和名は霜降待宵草(シモフリマツヨイグサ)である。
草丈は30~45センチくらいである。
茎は直立する。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~8月くらいである。
花径3~5センチくらいの黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oenothera はギリシャ語の「oinos(酒)+ther(野獣)」からきている。根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むということから名づけられた。
種小名の tetragona は「四角の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Oenothera tetragona(syn. Oenothera fruticosa subsp. glauca)

★この花はどんな位置づけされてるの
 調べてみるもまた楽しくて




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ペンステモン・ピニフォリウス



ペンステモン・ピニフォリウスはゴマノハグサ科アメリカイワブクロ属(ペンステモン属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
ペンステモン属は北アメリカを中心に250種くらいが分布する。
かつては日本に分布する岩袋(イワブクロ)もこの属の植物と考えられていたが、現在はイワブクロ属(Pennellianthus)として区別されている。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の南西部で、ニューメキシコ州やアリゾナ州に分布する。
英名はパインニードル・ペンステモン(pine needle penstemon)である。
パインニードルは松葉のことである。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は松葉のような針状で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に朱紅色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の色は黄色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Penstemon はギリシャ語の「pente(5)+stemon(雄しべ)」からきている。1本の仮雄しべと4本の雄しべがあることから名づけられた。
種小名の pinifolius は「松のような葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Penstemon pinifolius

★花の数そんなに多くはないみたい
 エリカみたいな雰囲気見せて




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姫柳蘭(ヒメヤナギラン)



姫柳蘭(ヒメヤナギラン)はアカバナ科ヤナギラン属の多年草である。
分類の仕方によってはアカバナ属(Epilobium)とされることもある。
ヤナギラン属は北半球に10種くらいが分布する。
日本では、南アルプスの北岳に分布する。
海外では、北半球の高山や寒地に広く分布する。
かつては日本には存在しないと考えられていたが、1986年に北岳で発見されたものが本種であると同定された。
そのため別名を北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)という。
山梨県のレッドデータブック(2005)では北岳柳蘭(キタダケヤナギラン)の名で情報不足(DD)に登録されている。
和名の由来は、柳蘭(ヤナギラン)に似ていて小形であるところからきている。
草丈は10~40センチくらいである。
葉は卵形や披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紅紫色の花をたくさんつける。
稀に花の色が白いものもある。
かつては変種ないし品種の1つとして区別されたが、今は区別されていない。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花は茎の下のほうから順に咲き上がる。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、中には毛の生えた白い種子がたくさん入っている。
属名の Chamerion はギリシャ語の「chamai(小さい)+Nerium(キョウチクトウ属)」からきている。
種小名の latifolium は「広葉の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った白花品種である。
学名:Chamerion latifolium(syn. Epilobium latifolium)

★同じだと言われてみても白花は
 咲いた姿もどこか異なり




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アリッスム・ウルフェニアヌム



アリッスム・ウルフェニアヌムはアブラナ科ミヤマナズナ属(アリッスム属)の多年草である。
アリッスム属はユーラシア大陸や北アフリカに100種以上が分布する。
日本にも深山薺(ミヤマナズナ)などが分布するので、属名の和名をミヤマナズナ属という。
なお、園芸的にアリッサムといわれているものは和名を庭薺(ニワナズナ)といい、古くは同じ仲間だったが今は仲間が異なる。
本種の原産地は南ヨーロッパである。
草丈は20センチくらいである。
茎は地を這い広がって立ち上がる。
根際から生える葉はへら形である。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、小さな黄色い4弁花をたくさんつける。
花の後にできる実は楕円形の角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Alyssum はギリシャ語の「a(否定)+lyssa(狂犬病)」からきている。この属の植物の1種が狂犬病を防ぐと思われたことから名づけられた。
種小名の wulfenianum はオーストラリアの神父で植物学者だった「ビュルフェン(Franz Xaver Freiherr von Wulfen, 1728-1805)さんの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Alyssum wulfenianum

★花時をちょっぴり過ぎてしまったか
 今度は見たい満開の花




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