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房酸塊(フサスグリ)



房酸塊(フサスグリ)はユキノシタ科スグリ属の落葉低木である。
分類体系によっては(クロンキスト・APGIII)スグリ科とされる。
リベス属は北半球を中心に150種くらいが分布する。
日本にも酸塊(スグリ)などが分布するので、属名の和名はスグリ属という。
本種の原産地は西ヨーロッパである。
樹高は50センチから150センチくらいである。
葉は円形で手のひら状に裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に小さな緑白色の花をつける。
花の後にできる実は直径1、2センチの球形の半透明な液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、緑色から赤茶色に熟する。
酸味のある甘い実は食用になり、ジャムやゼリー、果実酒などに加工される。
属名の Ribes はデンマーク語の「ribs(赤い色のスグリ)」からきている。
種小名の rubrum は「赤色の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Ribes rubrum

★どこがどう違っているかわからない
 並んで植えたいろんなスグリ




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谷桔梗(タニギキョウ)



谷桔梗(タニギキョウ)はキキョウ科タニギキョウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の川岸や湿った林の中などに生える。
海外では、済州島、中国、サハリン、カムチャツカなどにも分布する。
なお、日本にあるものは基本種と同一とする見方と変種とする見方がある。
草丈は10~15センチくらいである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には柔らかい毛が疎らに生え、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~8月である。
茎先や上部の葉の脇から短い柄を出し、先に長さ5~8ミリくらいの小さな花を上向きにつける。
花の色は白く、花冠は鐘形で5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
雌しべの柱頭は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「気品」である。
属名の Peracarpa はギリシャ語の「pera(嚢)+carpos(果)」からきている。ふくろ状の実がつくことから名づけられた。
種小名の carnosa は「肉質の」という意味である。
変種名の circaeoides は「ミズタマソウ属(Circaea)に似た」という意味である。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Peracarpa carnosa var. circaeoides(syn. Peracarpa carnosa)

★目を凝らし見てもはっきりその姿
 とらえきれずに歯軋りをして




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浜葫(ハマニンニク)



浜葫(ハマニンニク)はイネ科エゾムギ属(エリムス属)の多年草である。
エリムス属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも絶滅危惧種だが蝦夷麦(エゾムギ:Elymus sibiricus)などが分布するので、属名の和名をエゾムギ属という。
本種は北海道から九州の北部にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
ただし、太平洋側は茨城県までである。
海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカ北西部にも分布する。
和名の由来は、葉の形が葫(ニンニク)に似ていることからきている。
別名をテンキ草(テンキグサ)ともいう。
「テンキ」はアイヌの人びとの言葉で、この葉で編んだ籠を意味する。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、平たく細長い。
開花時期は6~7月である。
茎先に円柱状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花穂は初め緑色で、後に白っぽい褐色となる。
属名の Elymus はギリシャ語の「elyo(卷く)」からきている。穀粒が内外の果穎に固く抱かれていることから名づけられた。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月につくば植物園で撮った。
学名:Elymus mollis

★ニンニクの由来はどこにあるのかと
 訝りながら名札を見詰め






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爪紅アナナス(ツマベニアナナス)



爪紅アナナス(ツマベニアナナス)はパイナップル科ネオレゲリア属の多年草である。
ネオレゲリア属は南アメリカに70種くらい分布する着生種で、園芸品種もたくさんある。
本種の原産地はブラジルである。
和名の由来は、葉先が爪先のように丸くて紅色になることからきている。
アナナスは、パイナップル科の植物で観賞価値のあるものの総称である。
学名のネオレゲリア・スペクタビリスで表示するものもある。
英名はフィンガーネイルプラント(fingernail plant)である。
根際から生える葉は長さ30~40センチ、幅4~5センチの線形で輪生する。
葉の表面は暗い緑色で茶色がかっており、葉先は紅色になる。
葉の裏面は赤紫色で灰白色の横縞が入る。
葉の質は革質で、縁には棘がある。
開花時期は6~9月くらいである。
花茎は伸びず、葉の中に花が咲く。
葉のつけ根のほうが淡い紅紫色になり、葉筒の中に剣山のような赤い蕾がたくさんつく。
花は淡い青紫色で小さい。
属名の Neoregelia はギリシャ語の「neos(新しい)+Regelia(レゲリア属)」からきている。Regelia はロシアの植物学者レーゲル(Eduard August von Regel, 1815-1892)さんの名からきている。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Neoregelia spectabilis

★爪先にマニキュア塗っているような
 葉が面白いピエロのようで




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シルバータイム



レモンタイム(lemon thyme)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年草(半低木)である。
原産地は地中海沿岸地方である。
ブロードリーフタイム(Thymus pulegioides)と立麝香草(タチジャコウソウ:Thymus vulgaris)の交雑種である。
シルバータイム(silver thyme)はその園芸品種である。
草丈は30~50センチくらいである。
木立性である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
特徴は葉に白い斑が入ることである。
また、やわらかなレモンの香りがする。
開花時期は6~8月である。
茎先に淡い紅紫色の小さな花が集まってつく。
花冠は唇形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「行動力」である。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の citriodorus には「レモンのような香りのする」という意味である。
品種名の Argenteus は「銀白色の」という意味である。
写真は7月に鬼押出しの花木園で撮った。
学名:Thymus x citiriodorus 'Argenteus'

★葉の色の白が目に染む可憐さに
 ふと近づけばシルバータイム




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