薬師草(ヤクシソウ) 秋の花 2010年10月30日 薬師草(ヤクシソウ)はキク科オニタビラコ属の越年草である。北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい道端や山野に生える。海外では、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などにも分布する。名の由来には諸説があるそうだ。薬師堂の傍で見つかったとか、苦いので薬効があると思われたなどなどである。草丈は30センチから120センチくらいである。茎は無毛で、赤紫色を帯びる。茎はよく枝分かれをし、切ると白い乳液を出す。根際から生える葉には長い柄があり、さじ形である。根際から生える葉は開花時期には枯れる。茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の質は薄く、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉のつけ根の部分は茎を抱くようについている。開花時期は8月から11月である。茎先や上部の葉の脇に黄色い小さな花(頭花)を数個ずつつける。黄色い舌状花が12枚くらいあり、真ん中の筒状花も12個くらいである。花の咲いた後には下を向く。写真は11月に山梨県の昇仙峡で撮った。学名:Youngia denticulata★小さくてだけどきれいな花つけて 咲く薬師草光り輝き今日の花ドットコム花図鑑PR