小鮒草(コブナグサ) 秋の花 2012年10月11日 小鮒草(コブナグサ)はイネ科コブナグサ属の一年草である。漢字では「小舟草」とも書く。北海道から沖縄にかけて分布し、湿った草地や休耕田などに生える。海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。和名の由来は、葉の形を「小鮒」ないし「小舟」に見立てたものである。草丈は20~50センチくらいである。茎には節があり、そこから根を下ろして地を這う。節には毛が多い。葉は細めの卵形で、先は尖る。葉のつけ根は心形で茎を抱き、葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)につながる。葉の縁は大きく波打っている。葉の縁や葉鞘には長めの毛が生えている。開花時期は9~11月である。茎先や葉の脇から枝分かれをして、小穂が列になってつく。花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。なお、八丈島ではこの草を刈安(カリヤス)と呼んで「黄八丈」の原料とする。しかし、刈安(カリヤス)というススキ属の植物も別にあるので紛らわしい(学名:Miscanthus tinctorius)。小鮒草(コブナグサ)を刈安(カリヤス)と呼ぶのは八丈島だけだそうである。属名の Arthraxon はギリシャ語の「arthron(関節)+axon(軸)」からきている。花軸に関節のあることから名づけられた。種小名の hispidus は「剛毛のある」という意味である。写真は9月に板橋区立赤塚植物園で撮った。学名:Arthraxon hispidus★地味だけど役に立つんだ小鮒草 知っているかい黄八丈を花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%B0%8F%E9%AE%92%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%82%B5%EF%BC%89" /> -->