一位(イチイ) 果実・野菜 2012年10月13日 一位(イチイ)はイチイ科イチイ属の常緑高木である。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布する。特に北海道や東北では群生地が見られる。また、庭木や生け垣として利用される。海外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア沿海部、サハリンなどにも分布する。樹高は15~25メートルくらいになる。和名の由来は、かつて「正一位」「従一位」の高官の持つ笏に用いられたことからこの名がついたとされる。アイヌ語ではオンコという。また、短歌や俳句では「あららぎ」と呼ばれる。葉は針状の線形で、羽状(鳥の羽のように左右に小葉が並ぶ)に密生する。開花時期は3~4月である。雌雄異株で、黄褐色の花をつける。雌花は9~10月に色づいて、厚みのある赤い仮種皮が種子を覆う。仮種皮は赤い多肉質で甘い。実は食べられるが種子は有毒である。葉を乾燥したものを生薬で一位葉(いちいよう)といい、利尿、通径薬などに用いる。木目がまっすぐ通り緻密で光沢があるので、材は彫刻材、床柱、細工物などに用いられる。また、世界各地で弓の材料として用いられていたようである。俳句では「一位」が夏の季語、「一位の実」が秋の季語である。属名の Taxus はギリシャ語の「taxos(ヨーロッパイチイ)」からきている。種小名の cuspidata は「急に尖った」という意味である。写真は10月に野田市の清水公園で撮った。学名:Taxus cuspidata★オンコの実つまんで食べた幼き日 記憶の底よりふと甦り☆位山笏(しゃく)を造りて名をもらい 今に至るは実を結びつつ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%E3%83%BB%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E4%B8%80%E4%BD%8D%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%A4%EF%BC%89" /> -->